紳士淑女録

 どんな人でも業界の知人がいて、 マニア人気のある漫画家はお互いの単行本にあとがきを寄稿するのが大流行ですが、 あろ先生の場合も単行本レベルで追う事が容易です。 名前がショートカットになっている方は、皆さんの公式ホームページへのリンクです。
 他にも名前不明だが共通の作風が確認出来るアシタスントや、 劇中作画の画像を紹介したかったのですが、 準備が出来なかったので見合わせました。
 なお以下の皆さんが同人サークルや本を作られている場合がありますが、 問い合わせは迷惑となるのでご遠慮下さい。 どうしてもという方は、 コミケのカタログで絵柄を調べれば、サークルに出会える可能性もあります。
情報提供&解説:紅山さん

「4スピリッツ+2」執筆メンバー4人組系
矢野 健太郎(やの・けんたろう)
 この中では一番有名ですね。 あろ先生は「ネコじゃないモン!」を読んで「矢野君は、 この頃からオタクだったんだなぁ…!」と言ったそうな。 えーと…作品をあまり読まないので、あと書く事が無い(^_^;)

劇中出演:「優&魅衣」/「(優&魅衣)2」の巻で、 ロコツに篤と涼美が友情出演?してます。 ちなみこれは最初あろ先生が描いたものを、 編集が矢野先生の所に持って行き、 矢野先生もそれに併せて描いたので誌上デジャヴーが実現したとか。
サトウ・ユウ
 現在はH漫画家「サーガ・ミオノ」の他、 プロモデラーとしての仕事が著名になっています。 単行本「忍者がなんじゃ!」にあろ先生が寄稿してるのですが、 それによるとデビュー当初からお互いの事を「この作風はライバルだ!」 と意識していたそうで。 パソコン通信についてはユウ先生曰く「何であんなものが面白いんだろうね?」 との事!

劇中出演:「優&魅衣」/「ゴースト・パニック'85」で、 更衣室で着替えてた「ダーティペア」のケイ(笑)が 「キャアアア!!ユ…ユウ……!」と幽霊に驚いてますが、 これが「ユウ」先生の自画像です(笑)
佐藤 元(さとう・げん)
 元々は漫画家でなく、 「ガンダム」でお馴染みサンライズのアニメーター出身の人で、 今でもゲストデザイン等を担当しているそうです。

劇中出演:「優&魅衣」で2つ。 「地獄のマラソンパーティ」の道尾幸司のシーンに佐藤先生の絵が出ている他、 「見合って場外乱闘」でパロディとして使われた「日ペンの美子ちゃん」は、 元ネタを佐藤先生が描いてます。

半同人半商業作家系
(上の3人があろ先生と4人組を構成していますが、 この2人もまた別に3人組を構成しています。)
沖 由佳雄(おき・ゆかお)
 吾妻ひでおのアシスタント出身。 同人サークルを主催しており、 現在ではHコミック誌の同人誌紹介コーナーの担当&カット描きとして有名ですね。 2冊目の単行本「BE おんざろーど」にあろ先生が寄稿しています。 意外な所ではミリタリーマニアで、特に艦隊の知識がとても豊富だそうです。

劇中出演:「優&魅衣」に沖先生が出てるカットがあったと思うんですが、 見つかりませんでした。吾妻先生は登場しているんですが。
毛羽毛 現(けうけ・げん)
 「優&魅衣」の単行本にあった「後から剛田さんのモデルになった、 宴会好きの新人のK君」がこの人なのは知っている人も多いと思います。 得意なジャンルはHコミック誌でHの無い怪奇漫画ですが、 オリジナルより内輪ネタ漫画の方が面白いと言う説も(笑) あと沖先生からいつもにらまれている存在だそうですが…(^_^;)

劇中出演:「MORUMO1/10」/「恐怖のバスジャック!飲み水を救え!!」で、 幼稚園児を描いてます。

アシスタント出身系
落合 寿男(おちあい・ひさお)
 「優&魅衣」連載前期にチーフアシスタントをしていました。 その後独立してペンネームを後半ひらがなにし、 連載も実現しました、単行本にあろ先生が寄稿しています。

劇中出演:「優&魅衣」「MORUMO1/10」で随所にモブを描いています。 主に子供が多く、四角い顔に黒い眼、低い鼻等が特徴です。
織田 武士(おだ・たけし)
 「優&魅衣」連載中期にメシスタントとして活躍。 同人サークルの活動もしていた記録があります。

劇中出演:絵は「優&魅衣」単行本のアシスタント紹介でしか お目にかかれない様ですが(あれからすると中国や中国語に造形が深い様で?)、 「MORUMO1/10」/「ライト・スタッフ ―普通への挑戦―」で 土管を潰すもるもの背後の客を描いています。
猫島 礼(ねこじま・れい)
 「えっこの人が?」と思われる方もいるかも知れませんが、 「優&魅衣」「MORUMO1/10」連載前期にアシスタントを半年しています。 ファッションデザインにも貢献したそうな。 今では絵も全然違うので、共通点を見つけるのが難しいかも。

劇中出演:「MORUMO1/10」の猫野沙花里ちゃんは猫島先生がモデルです。 あと沙花里ちゃん初登場の一回前になる「デートからの挑戦」の喫茶店のモブも この人が描いてそうな…?
すぎたにこうじ
 近年常駐アシスタントをしている3人の中では一番有名でしょうね。 「エスガイヤー」が連載されていた頃の「ヤングアニマル」でデビューしています。 コミケにも毎回出ています。

劇中出演:見ての通り「きんぎょ注意報!」「赤ずきんチャチャ」系の絵で (他に「ときメモ」が好きだそうです) あろ先生もその影響でこれらの作品が好きになったそうな。
清水 兆士(しみず・ちょうじ)
 「優&魅衣」連載後期から参加。 常駐アシスタント3人に続く4人目がこの人。 私はあろ先生と清水先生とスタジオぱらのい屋の関係を 「永井豪と石川賢とダイナミックプロ」に例えてます(笑)。 コミケにも毎回出ています。

劇中出演:これも説明不要でしょう。 あろ先生譲りながら過激なその絵はよく目につきます。 あろ先生関連の書籍ではカラー表紙の着色や、 コーナーのカット描き等もしています。
人之路 綾丸(ひとのみち・あやまる)
 この人も「優&魅衣」連載前期が印象に残る方ですね。 ペンネームはあろ先生につけてもらったそうです。 ホワイトを散りばめた繊細な絵で少女漫画家を目指してたそうですが、 後で男性向け創作の同人誌を出してたりしました(^_^;)

劇中出演:「優&魅衣」/「雪に魅衣られて…」の スコップを探してるシーンの魅衣が最初かな。 あと「幽霊下宿でお化け屋敷!!」のレポーターとか。 また上記の同人誌の中にはあろ先生との共作も見られます。

その他
秋本 治(あきもと・おさむ)
 言わずと知れた師匠ですね。 昔のジャンプ・コミックスの巻末は推薦文が付いており、 現在は無くなってしまいましたが「こち亀」だけは推薦文のままです。 「こち亀」58巻のあろ先生推薦文によると22〜28巻のアシを担当してたとの事です。

劇中出演:「ぶぎ▽うぎアリゲーター」/「悪い子になりた〜い!!」で あろワニが師匠の派出所を襲っている他、 「おみそれ!トラぶりっ娘」/「女魔術師ルナ参上」で ぶつかったトラックの運転手が両さんに似ている気が…? 「こち亀」では、28巻のある話の派出所の掲示板にあろ先生が描いてる他、 巻数は忘れましたが「火の巻・水の巻」のラストシーンでは あろ先生がうすね正俊と共に登場しています。 「カメダス」のあるコーナーで紹介されているザラブ星人は 「4スピリッツ+2」の座談会によると、あろ先生が描いたそうな。
帯 ひろ志(おび・ひろし)
 この方はプロフィールをよく知らなかったんですが、 ホームページをお持ちでそちらから詳しい事がわかる様になりました。 アニメ創生期の頃からの古いキャリアの方で、 現在は「がんばれゴエモン」のコミカライズを担当しています。 パソコン通信ニフティの、 コミックフォーラム・創作館(FCOMICRE)にも時々出没します。

劇中出演:「優&魅衣」単行本寄稿だけの様です。
一本木 蛮(いっぽんぎ・ばん)
 あろ先生との関係はローディスト漫画家としてが有名でしょうね。 ただ劇中出演以外での交友はちょっと情報が見つかりませんでした。

劇中出演:「優&魅衣」/「見合って場外乱闘」で露骨に登場していますね。 またその回で主役となる真理さんの声を、 イメージアルバムで彼女が演てています。 聴いた事の無い人の為に説明すると「セーラームーン」のセーラーVこと 深見 梨加さんみたいな感じの声でした。 このアフレコの体験記を「ファンロード」に漫画で載せています。
高屋 良樹(たかや・よしき)/ちみ・もりお
 知人作家もここまで来ると詳しい情報が残念ながら見つからなかったんですが、 「少年キャプテン」の縁ではないかと思います。

劇中出演:「MORUMO 1/10」に山程出てる通りですね(苦笑) あと前述の沖先生の単行本「BE おんざろーど」であろ先生と共に寄稿をしています。
秋津 透(あきつ・とおる)
 小説「魔獣戦士 ルナ・ヴァルガー」シリーズの作者として有名な小説家さんです. あろ先生はこの小説の添絵を描かれています.この作品はアニメ化され, 角川書店お得意のマルチメディア展開されていますので, 様々な媒体にあろ先生の絵が用いられています.

劇中出演:話でなく絵の方ですが「ぱらのい屋劇場」/「映画館」の売子に どっかで見た様な顔が沢山…? (grus付記:とっても少年探検隊第12話「魔境!!七つの湯船に待ち受ける罠!の巻」に出てくるカオス姉さんはルナ・ヴァルガーにそのまま出ていたような気がします)