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作品名 | 女王陛下のA子 | ||
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読み方 | じょおうへいかのえーこ | ||
初出 | パロディコミック プロジェクトA子(ラポート) | ||
収録 | 封印 | ページ数 | 8 |
あらすじ | |||
コメント |
作品名 | 硝子の日々 | ||
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読み方 | がらすのひび | ||
初出 | 「少年ビックコミック」1986年15号(小学館) | ||
収録 | ちょっち お・と・な▽ | ページ数 | 30 |
あらすじ | その女の子は、朝起きたら唐突に透明人間になっていた。 それでも学校に行こうとする程度に真面目な性格の女の子が、 その透明な眼で見たあこがれの男の子の生活の実体は…。 | ||
コメント |
「もし、透明人間になるのが女のほうだったら…」という一風変わった
この作品ですが、ネタは当時の担当編集から持ち込まれたものであり、
「ぱぁとたいむCHASER」と並び、この作品も登場人物の心理を
描くことを主題に置かれたものなのだそうです。
そのため、あろ作品の読者なら誰もが期待するような、
理屈の通った透明人間についてのうんちく、
といったものはほとんど出てきませんので、
読後感に乏しいと感じるかもしれません。 この作品の肝となる登場人物の心理描写ですが、 少々荒削りな部分も感じられ、もう一つといった感じがします。 と言いますのは、結局のところ、 いざ透明人間になった女の子がやることと言ったら何だろう、 という疑問に対する回答としての行動描写、 つまりはドタバタの描写に多くのページが割かれており、 結果として肝心の心理描写に目が移らなくなり作品の主題が ぼやけてしまっていると思われるのです。 そして実際、この作品を通してどのような主題が見えてくるかと言いますと、 正直なところ私にはわかりませんでした。 この作品のタイトルである「硝子の日々」が 主人公の「硝子(しょうこ)」という名前とガラスに入った「ヒビ」に かけてあることから、このあたりをキーワードにして、 「思春期の頃の男女の壁は、 所詮は割れてヒビが入らないとその存在に気づかないガラスのようなもの。」 と言ったテーマを捻り出せそうですが、なんか深読みしすぎのような気がします。 ここはやはり、「ぱぁとたいむCHASER」と組み合わせて、 あろ先生の心理描写の技術向上の度合いを計る尺度として 読んでみるといいのかもしれません。 |
作品名 | 学園物語 | ||
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読み方 | がくえんものがたり | ||
初出 | 1986年9月「まじかるぽっと」(日本出版社) | ||
収録 | 未収録 | ページ数 | 4 |
あらすじ | |||
コメント |
作品名 | ぱあとたいむCHASER | ||
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読み | ぱあとたいむちぇいさー | ||
初出 | 「少年ビッグコミック」1986年24号 | ||
収録 | ちょっち お・と・な▽ | ページ数 | 30 |
あらすじ | |||
コメント |
作品名 | TRICKSTER | ||
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読み | とりっくすたー | ||
初出 | 「ヤングサンデー」1987年1号〜9号(小学館) | ||
収録 | TRECKSTER | 話数 | 9 |
あらすじ |
「あたし○○○よ!」 今日もまた都会の雑踏の中を歩いていく彼女は,正体不明,年齢不詳, 経歴詐称,住所不定のプータロー. そんな彼女と関わった人々の様々な出来事を通して見えてくるのは 都会に生きる人々の建前か,それともスモッグというフィルターを 取り払われた人々の本性なのか. そしてまた彼女の行く先々では様々な騒動が起こるのだけれど…? | ||
コメント |
「ヤングサンデー」の創刊号から連載された作品ですが,
コミックスは富士見書房から,そして角川書店から出版されています.
「ヤングサンデー」と言えば伝統的に「悪女もの」が掲載されることで有名ですが,
この作品はまさにその「悪女もの」をあろひろしが描いたとしたら,
という意味で意義のある作品と言えましょう. この手の「悪女もの」は「悪女」に巻き込まれる「その周囲(社会)」の 愚かさを浮き彫りにするものと,「悪女」が何ゆえ「悪女」になったのか, という命題を解く心理ものとがありますが,この作品は前者に分類されます. しかし,この場合,主人公のキャラクターが現実社会ではできないことを 読者の代わりにやってくれるというストレス解消的壮快感と, 物語の結論として悪人がトホホとなる必殺仕事人的壮快感を 醸し出す作風となるので一般的となるのでしょうが, この作品ではその手の作品とは一線を画しているようです. この作品の主人公はその名前が出てこないことからもわかる通り, 読者からの感情移入を拒否しているため, 物語では主人公の感情の移り変わりが全く表現されておらず, 主人公がどうやってその状況から抜け出したのか,という説明に終始しています. これを当時流行しだした不条理もの,つまりナンセンスギャグを 狙ったものとすれば,その意図はわかりますが, 結果としていわゆる10週打ち切りとなってしまったことから, 残念ながら失敗に終ったように思います. 今なら「おもしろいこと」を求めて行動する彼女の振舞を,動機の全く存在しない 「周りに迷惑をかけなければ何をしてもいい」という免罪符のもとに 傍若無人の振舞いをする10代の少年少女達へのアンチテーゼとして 評価することが出来そうな気もしますが. |
作品名 | スパルタンB子 | ||
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読み | すぱるたんびーこ | ||
初出 | パロディコミック プロジェクトA子2(ラポート) | ||
収録 | 封印 | ページ数 | 6 |
あらすじ | |||
コメント |
作品名 | レンズのむこうの女 | ||
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読み | れんずのむこうのおんな | ||
初出 | 「ホビーズジャンプ」1987年 Vol.13(集英社) | ||
収録 | 未収録 | ページ数 | 4 |
あらすじ | |||
コメント |
作品名 | いつも心に太陽を | ||
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読み | いつもこころにたいようを | ||
初出 | 「ジャンブオリジナル」(集英社) | ||
収録 | 未収録 | ページ数 | 6 |
あらすじ | |||
コメント |
作品名 | 雲界の旅人 | ||
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読み | うんかいのたびびと | ||
初出 | 「月刊少年キャプテン」1987年11月18日号〜1996年?月?日号(徳間書店) | ||
収録 | 雲海の旅人 | 話数 | 10 |
あらすじ |
慎重に計算された速度と軌道で導かれた直径数百kmの巨大な岩塊.
それが始まりであった.
時は流れ,雲の海の中に浮かぶ島で,人々は日々の生活を営んでいた. 少年は竜を駆り,少女は竜賊(パイレーツ)と戦うために剣を取った. そして,少年と少女は島の危機を知った, はるか昔,偉大な先人たちはこの雲界に大いなる智恵と技で ”島々”を造り,家とした−.この伝承を頼りに,島を救うことの出来るその技を求めて, 少年は竜人となり,少女は探求者となって,いつ果てるともしれない旅に出るので あった−. | ||
コメント |
大河SFドラマです.
世界観,登場人物,ストーリーのどれを取っても
傑作と呼ばれる作品のそれを備えています.
SFですからここでネタをばらすわけにもいきませんので,ぜひとも
購入して一読することをお勧めします. 2巻の巻末にある中書きによれば,まだまだこの作品は完結していませんので, ぜひともライフワークとして継続して発表してほしいものです. 徳間書店もジブリ系だけではなくこーゆーいいコンテンツがあるのですから, 漫画出版に再び力を入れてくれるといいんですけどね. |
作品名 | 日本昔小ばなし | ||
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読み | にほんむかしこばなし | ||
初出 | 「コミックWOO」1987?年9月号(サンケイ出版) | ||
収録 | 未収録 | ページ数 | 12 |
あらすじ | |||
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